イチョウのお腹からサクラ


今朝の気温は5℃、3月なみの寒さだという
昨年春、自宅近くの醫光寺に咲く面白いイチョウ桜を紹介した
秋にはイチョウもサクラも黄葉して(写真下/昨年撮ったもの)一年に二回楽しめるのだ
この冬、圏央道の新しいIC建設工事が進んでおり、イチョウ桜が植栽されている醫光寺の本堂が取り壊される事態に
この珍木も切り取られるのではないかと心配したんだが、今のところ無事
今年も綺麗な花を咲かせていた(写真上)
好い観光素材でもあるんだから是非残して欲しいもの



昨年この木をイチョウに接ぎ木したサクラとして大した疑問も持たずに紹介したんだが仲間にこの話をすると
植栽に詳しいこの仲間、「イチョウにサクラを接ぎ木するのは不可能、人間が失った手に猿の腕を繋ぐようなもの」というのだ

 ↓ 秋のイチョウ
このイチョウ桜、人が意識的にやったかどうかは別にして接ぎ木でないとすると
サクラの根っこがイチョウの幹の洞を通して地に根を下ろしているのか
接続部分を見ると、イチョウの細い割れ目にサクラの幹が押しつぶされて(?)板状に突き出している(写真中)
地上から3メートルくらい上のイチョウの割れ目、簡単に覗くわけにもいかない
外観だけだと、とてもイチョウの幹に洞があるようには見えない
この不思議なイチョウ桜、来歴など資料が残ってないか、醫光寺か桶川市の観光課に問い合わせて見たい