大笑い

先日、TVでNHK日曜美術館を見ていたら面白い彫刻に出会った
日本近代彫刻界の巨匠、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の作品「禾山笑」(ブロンズ像)だ
禅僧西山禾山和尚の大笑いが題材という
見ているうちに思わず笑ってしまった
更に気に入ったのは、作者の豪放磊落な台詞だ、107歳まで生きた田中の言

「六十・七十ははなたれ小僧、男ざかりは百から、百から。わしもこれからこれから」

百歳の誕生日を前に、30年分の作品創作用の材木を買い揃えた人物の言葉だから説得力がある
この大笑い像からは、和尚の笑い声だけでなく田中の笑い声も交じっている


禾山笑/井原市立田中美術館所蔵

昨今、齢のせいか体力、気力の低下が著しい

寒いからと言ってPC教室を休んだり、囲碁部の例会をサボったり、菜園の耕作を手抜きしたり

と我儘が過ぎるとOKBの苦言

73歳にしては老化が早すぎると、田中さんからお叱りを受けそうだ


今日の花は、近所の和風小料理店「百々山(ももやま)」の駐車場に咲いていた桃の花
ここは囲碁部の幹事ミーティングと称して時々出入りする
酒が美味いのでサボったことはない