カタクリを探して

三月の半ば、「少し早いかな」とは思ったがPC教室の仲間から、小川町にカタクリの群生地があると聞いて家を出た
カタクリは朝寝坊で、花が開くのは午後からでないとダメと聞いたのでお昼少し前の出発だ
今私は花粉アレルギーで目と鼻が最悪、特にくしゃみの連発が凄まじい
車の運転は危険なのでOKBに運転を頼んでのドライブだ



国道254号を辿って13時ごろ小川町にある西光寺を訪ねた
近くの「埼玉伝統工芸会館」駐車場で二人のカメラマンに出会った、てっきり同じカタクリの花を狙っての仲間と思ったので群生地の場所や開花状況などの情報を聞いたんだが地元のカメラマニア、“カタクリはまだ早い、今月の末頃だね” とのこと
一応群生するという場所だけは教えてもらってお寺の裏山を目指した
なるほど、確かにツボミは固かった
狂い咲きの一花でも見つからないかと望遠レンズでも探したが無駄だった



先ほどのカメラマン、“ 4月に入るとカタクリの群生に加えて、このお寺境内の枝垂れ桜が素晴らしい ” と云う
これはもう一度来ねばなるまい
カメラマンさん達にお礼を言って別れた



ここ(埼玉伝統工芸会館)にきて初めて知ったことなんだが、小川町は昔から楮(こうぞ)を使った和紙の産地だったんだね、1300年にも及ぶ歴史があるんだって
最近、ユネスコで小川紙(細川紙?)が石州半紙、本美濃紙と並んで無形文化遺産として和紙が登録されたニュースを耳にしたことはあったが、埼玉県のこんな近くとは驚きだ
和紙手漉きの実演を見ることができたのは感激でした
技術の継承と利用の開発がこれからの課題のようですね